ベンガルールへ到着したこの日、晩飯をどこにするか迷っていた。選択肢は二つ。泊まっているホテル「エンパイア」の1階にあるレストランと、日本食が食べられることで有名な「播磨」。タンドリーチキンが旨そうな1階のレストランも捨てがたかったものの、結局は日本食の誘惑に負けて播磨へ行くことに。
カボンロードからチャーチストリートまで歩き、さらにブリゲードロードを南へ下る。このMGロードから南の一帯には、欧米スタイルのショップやレストランが軒を連ねていた。道を歩く女性たちの多くがジーンズにTシャツ姿で、サリーを着ている人は少ない。堂々と道端でタバコをふかす若い女性や、グループで騒ぐ20代の集団がいたりと、インドにしては珍しい光景が目に入ってくる。途中カリアッパロード(Cariappa Road)を右へ曲がって進み、10分ほど歩いたところで播磨に着いた。
播磨が入居しているのはテナントビル「Devatha Plaza」の4階。店の看板はどこにも出ていない。店内はインドには場違いな空間。そこが日本だと言われても違和感ない。客層は7割ほどが日本人ビジネスマンで、接待用の座敷も用意してあった。会食で訪れている彼らを横目すると肩身の狭さも感じてしまう。どうやらたかだか3か月くらいの放浪だと、こちらからは社会との繋がりを断ち切れないらしい。
この日オーダーしたのは冷奴、たこ唐揚げ、おでん、焼き鳥、それにビール。どれも本物の日本の味で、旨いとしか言いようがない。スタッフはインド人が多いが、日本人シェフによる寿司も楽しめるとある。日本人フロアスタッフもいて、丁寧にもてなしてくれたのが印象的だった。
ところで、播磨ではキングフィッシャービールがメニューになくて、代わりにオーストラリアビールのFoster'sがオススメされていた(2012年11月当時)。最後に、この定番ビールが用意されていない理由を記した播磨の店内新聞を引用させてもらう。心からの同情と共に...。
カボンロードからチャーチストリートまで歩き、さらにブリゲードロードを南へ下る。このMGロードから南の一帯には、欧米スタイルのショップやレストランが軒を連ねていた。道を歩く女性たちの多くがジーンズにTシャツ姿で、サリーを着ている人は少ない。堂々と道端でタバコをふかす若い女性や、グループで騒ぐ20代の集団がいたりと、インドにしては珍しい光景が目に入ってくる。途中カリアッパロード(Cariappa Road)を右へ曲がって進み、10分ほど歩いたところで播磨に着いた。
播磨が入居しているのはテナントビル「Devatha Plaza」の4階。店の看板はどこにも出ていない。店内はインドには場違いな空間。そこが日本だと言われても違和感ない。客層は7割ほどが日本人ビジネスマンで、接待用の座敷も用意してあった。会食で訪れている彼らを横目すると肩身の狭さも感じてしまう。どうやらたかだか3か月くらいの放浪だと、こちらからは社会との繋がりを断ち切れないらしい。
この日オーダーしたのは冷奴、たこ唐揚げ、おでん、焼き鳥、それにビール。どれも本物の日本の味で、旨いとしか言いようがない。スタッフはインド人が多いが、日本人シェフによる寿司も楽しめるとある。日本人フロアスタッフもいて、丁寧にもてなしてくれたのが印象的だった。
ところで、播磨ではキングフィッシャービールがメニューになくて、代わりにオーストラリアビールのFoster'sがオススメされていた(2012年11月当時)。最後に、この定番ビールが用意されていない理由を記した播磨の店内新聞を引用させてもらう。心からの同情と共に...。
オープナーで開ける際に瓶が欠ける。ガスがない。こんな事は初歩的トラブル。レベルUPすると、毎回、酒屋から来る"ちゃんとテープが貼ってある"ダンボールを開けると、割れて中身が入ってない瓶が、必ず1ケースあります。しかしダンボールは濡れてない。(中略)瓶を詰めるスタッフが1本飲んだ後、証拠隠滅で割って、詰めてるかも・・・(中略)・・・これを会社にクレームすると「買わんかったらええやん、そんなん」との返答(以下略)