ティプ=スルターン宮殿を見たあと、近くのシティマーケットまで歩くことにした。そこからバスが出ているはずだし、MGロードのさらに北のホテルまで歩いては帰れない。ところがシティマーケットを視界にとらえるあたりから、行く手に今までの人生で見たことがないような汚さの大気が見えて、進む足取りが重くなってくる。空気が汚いといえばコルカタだと思っていたが、いままで見てきたインドの都市のなかで、ここベンガルールのシティマーケットはもっとも大気が汚い場所のひとつだと言える。ゴミが散乱していたり臭気がひどいってのは良くある光景だが、ここでは排気ガスで30メートル前の視界が、明らかに灰色になっている。さすがに笑った。UBシティを知っているだけに、まさか同じ都市とは思えない。
これと同じような風景は、実はもうひとつ記憶がある。あのナーガールコイルの路上だ。しかしナーガールコイルは、人口が多くてもベンガルールとは都市の格が違って、あちらは州都ですらない。一方で、ベンガルールはカルナータカの州都だし、インドが誇る世界都市のはずだ。にもかかわらずシティマーケットの汚さは、とてもじゃないが最先端の街というより世紀末と言ったほうがふさわしい。ここではインド人がマスクをしている姿を久しぶりに見た。
事前に調べていたとおり、シティマーケットにはバスターミナルがあった。そしてここで、もうひとつの興味深い光景を見ることに。
運行を終えたバスから車掌が降りてくると、彼らは管理ブースへと向かう。管理ブースで運行状況の確認と報告を行うと、次に車掌自身がもっている乗車切符の通し番号を申告するのだ。これは察するに、販売数と売上をマッチさせるための仕組みだろう。ほかの都市で同じようなバス切符の販売管理方法を取り入れているところは、少なくとも自分の目では確認できなかった。僕が見る限り、おそらくゴアの販売管理方法はベンガルールとは違うし、コーチンの販売管理方法とも違うだろう。それらと比べたときに、車掌が不正を働きにくいという点ではベンガルールの販売管理方法が進んでいることは疑いようがないし、わずかながら先進性が感じられる。
しかし同時に、もうひとつの事実も思い返される。イスコンテンプルへのバスに乗ったとき、車掌は20ルピーの乗車切符を僕に渡すのに、10ルピーと4ルピーの2枚を利用したことだ。つまり切符の販売枚数で不正ができないから、彼らは売上を少なく申告することで利ザヤを稼いでるのかもしれない。なんといっても、ベンガルールではいったん販売されたバスの乗車切符は回収されない!から、バス会社(ベンガルール市)が一体どれだけの乗客があったかを、真に把握できないからだ。
これと同じような風景は、実はもうひとつ記憶がある。あのナーガールコイルの路上だ。しかしナーガールコイルは、人口が多くてもベンガルールとは都市の格が違って、あちらは州都ですらない。一方で、ベンガルールはカルナータカの州都だし、インドが誇る世界都市のはずだ。にもかかわらずシティマーケットの汚さは、とてもじゃないが最先端の街というより世紀末と言ったほうがふさわしい。ここではインド人がマスクをしている姿を久しぶりに見た。
事前に調べていたとおり、シティマーケットにはバスターミナルがあった。そしてここで、もうひとつの興味深い光景を見ることに。
運行を終えたバスから車掌が降りてくると、彼らは管理ブースへと向かう。管理ブースで運行状況の確認と報告を行うと、次に車掌自身がもっている乗車切符の通し番号を申告するのだ。これは察するに、販売数と売上をマッチさせるための仕組みだろう。ほかの都市で同じようなバス切符の販売管理方法を取り入れているところは、少なくとも自分の目では確認できなかった。僕が見る限り、おそらくゴアの販売管理方法はベンガルールとは違うし、コーチンの販売管理方法とも違うだろう。それらと比べたときに、車掌が不正を働きにくいという点ではベンガルールの販売管理方法が進んでいることは疑いようがないし、わずかながら先進性が感じられる。
しかし同時に、もうひとつの事実も思い返される。イスコンテンプルへのバスに乗ったとき、車掌は20ルピーの乗車切符を僕に渡すのに、10ルピーと4ルピーの2枚を利用したことだ。つまり切符の販売枚数で不正ができないから、彼らは売上を少なく申告することで利ザヤを稼いでるのかもしれない。なんといっても、ベンガルールではいったん販売されたバスの乗車切符は回収されない!から、バス会社(ベンガルール市)が一体どれだけの乗客があったかを、真に把握できないからだ。


