2014年1月19日日曜日

イスコンテンプルから帰ってみた

インドのガソリンスタンド
結局タイムオーバーとなって閉園になり、見学することができなかったイスコンテンプル。職員の昼飯休憩が3時間オーバーってところにも、何故だか無性に腹が立っていた。周囲には次の開園時間の16時まで、時間をつぶす場所も見当たらない。仕方なくセントラル方面へ帰ることに。

イスコンテンプルまで来るのに苦労したから覚悟はしていたものの、シティマーケット行きのバスが全然来ない。ベンガルールには巨大な市域をカバーするように主要なバスターミナルが幾つかあって、シティマーケット=バスターミナルはそのうちのひとつ。あのティプ=スルターン宮殿から歩いていける場所にある。そのほかにベンガルール=シティジャンクション駅に隣接するケンペゴウダ=バスターミナルと、ラッセルマーケット近くのシヴァジナガル=バスターミナルなど、他にもいくつかある。そしてイスコンテンプルからシティマーケット行きのバスもケンペゴウダ行きのバスも、どうしても見つけることができなかった。運行中のバスに乗っている車掌は、なかなか人の質問にたいして口を割らない。おそらくケンペゴウダ行きのバスは、位置関係から予想すると運行していておかしくないのだが、もう諦めて、メーター料金プラス20ルピーで譲らないオートリクシャーを捕まえるのが精いっぱい。ほとほと疲れ切っていたのだが、結局はこれが当たりだった。

リクシャーの兄ちゃんとしては、どうやら長い距離を乗って欲しかったようで、そのためのプラス20ルピーだと言う。ベンガルールで一番大きなショッピングモールも行くつもりだったが、そういうことならと予定変更してティプ=スルターン宮殿へ向かうことに。そしてティプ=スルターン宮殿への道すがら、おもむろにリクシャーの兄ちゃんがLPG(液化石油ガス)の価格について話しはじめる。ベンガルールを走るオートリクシャーはLPGを利用するようで、ガソリンのものは見かけなかったし、インド人に聞いても、真偽はともかくLPGのみだと言っていた。そして、黒い車体のオートリクシャーは旧型で、1リットルあたり15kmから16km走るそうだ。一方、緑の車体の新型オートリクシャーは、1リットルあたり18kmから20km走るという。インド人の言うことだから話は3割くらい盛られているとしても、この数値からオートリクシャーを利用する際の原価が割り出せることが、とにかく有難い。話の終わりに兄ちゃんは、それまでの話にオチをつけるかのごとく、LPGスタンドの待ち列にリクシャーを寄せた。もちろんメーターは回したまま...。
インドのガソリンスタンドで給油中のオートリクシャー

道々にあるLPGスタンドの価格を見てみると、2012年11月時点では1リットルあたり50.56ルピー。この販売価格と燃費を照らせば、ベンガルールのオートリクシャーは、真面目に働くかぎり儲けることができそうだ。この日のイスコンテンプルからティプ=スルターン宮殿までは、途中給油の待ち時間10分くらいを入れても105ルピー。兄ちゃんは「20kmも距離があるから、it's very hard workingだ!」と言っていたものの、多く見積もっても6kmほどしかない。かりに燃費通りなら25ルピーもかからないということになる。そしてこの日の夜、独りの食事時間をまぎらわせるだけのネタが手に入ったことに感謝。

※オートリクシャーの燃費に関する詳細は、Piaggio社の公式を確認すれば分かる。インドで見たオートリクシャーの多くにPiaggio社のマークがあった。