2014年1月20日月曜日

ロイヤルガーデニアにある居酒屋EDO vol.1

バンガロールのロイヤルガーデニアにある居酒屋EDO
ベンガルールを訪れた理由はたくさんあるが、旅の途中でもうひとつ大きな目的が加わった。それが日本食。この街には日本食を食べられる場所がいくつかある。とくに有名なのは「播磨」レストラン。ほかにも、駐在の方のブログやガイドブックによれば、合計で4軒ほどあるらしい。そんな中から僕が今晩のディナー選んだのは、5つ星ホテルのロイヤルガーデニアにある、その名も「居酒屋EDO」。ベンガルールを歩き回ったこの日は、ハードロックカフェでランチを食べた直後だったにもかかわらず、すでに夕食が待ち遠しかった。

シャワーを浴びたあとに髭を整えて、バックパックの底に入れておいた一張羅を引っ張り出した。もちろん一張羅とは言っても、いま身に着けている服と同じ店で買ったものだから、それほど大きな違いじゃない。見た目こそアラベスク模様の丁寧な図柄がプリントされているものの、触ってみればペラペラだ。とはいえホテルのエントランスぐらいは通り抜けられるだろう。

ロイヤルガーデニアはさすがの5つ星にふさわしく、内も外もエクセレント。スターウッド系列のホテルと比べても全く遜色ない。UBシティ同様に、エントランスでボディチェックを受けてから中へ入る。ここのスタッフはホスピタリティという言葉を完全に理解しているようで、ボディチェックの際にも笑みを絶やさず、心配りを忘れてはいなかった。

ホテルの中を闊歩するインド人は、まぁ街では絶対に見かけることがない階層の人たちばかり。まず女性の身に着けているサリーが格別に美しい。生地の良さが見て分かる。全体に艶があって、歩くと身体のラインに吸い付いているかのように舞っている。本当に「舞う」としか表現できない美しさだった。そんな銀幕から出てきたかのような人たちは、UBシティでも見たことがない。

居酒屋EDOはホテル1Fの奥まった場所にあって、天井が高く、店内は広い。一人ということでカウンターを所望し、シェフの目の前に陣取った。情報では日本人シェフがいるということだったが、この晩に腕を振るっていた板前はフィリピン人で、彼を補佐するようにもう一人ネパール人のシェフがいた。フィリピン人のシェフは、日本食だけに21年間もたずさわってきたと言う。ベンガルールのロイヤルガーデニアに2年ほど働いているといい、その前はドバイやアブダビ、そしてヨーロッパでも仕事をしていたとのこと。あのシェラトンでも修行していたそうだ。僕の孤独を察するかのようにはじまった二人のシェフとの会話が弾む。着ていた一張羅を見て「問題ない」と言ってくれたことで、それまでの緊張が一気に解けていくのが感じられた。
居酒屋EDOのカウンターと、二人のシェフ