僕はシティマーケットからヴィダーナソウダ(ヴィダーナサウダ)に向かって歩いていた。しかし警官が教えてくれたその道の先にはヴィダーナソウダはなく、代わりにシティモールがあった。
これまでの旅では、道往くインド人の言うことが全くアテにならないと感じていた一方で、警官や軍人からは正しい情報を得ることができていた。とは言え、目の前にあるのはシティモール。これもインドかと独り言ちながら、しかしシティモールとシティマーケットの位置関係から、ヴィダーナソウダの場所が割り出せたので、悪いなかにも光はある。再び北へ向かって歩き出していたら、あの景色が眼にはいってきた。
ベンガルールといえばインド最先端のメトロポリスとして、それこそ発展の象徴として喧伝されているはずだ。そして自分にとっても、ベンガルールを訪れることはインド旅での大きな目的だった。ひとりのプログラマーとしてインドのIT事情を垣間見たかったというのもあるし、なによりステレオタイプな古くて汚いインドとは真逆のものを見たかったからだ。僕はアジアを途上国として見たくない。アジアは発展の可能性に満ちたダイナミックなフロンティアだ。視界の景色は、まるで僕の想いを汲み取るかのように、そこにあった。Wikipediaで見たことのある写真、あの構図のUBシティ。
ヴィダーナソウダへの計画をさっさと放り出して、僕はUBシティまで歩いてきた。ここは数日前に来ていたから中には入らず、周辺を歩いてまわる。近くに州立博物館があった。朱色のヨーロッパ風の建物には風格が見てとれる。ただこのとき僕は、近くにあったマクドナルドで飯を食うかどうかで頭がいっぱいだった。そういえば朝起きてから何も食ってない。
インドのマクドナルドといえば、旅のはじめにニューデリーのコンノートプレイスで食って以来、まったく口にしてなかった。それまでのインド旅で唯一お腹を壊しそうになったのが、ここマクドナルドで食事したときだったからだ。いま思い返すとストレスや水の違いなどが原因だったような気もするし、あるいは偶然だったのかもしれない。ともかく僕は州立博物館の近くにあるマクドナルドで飯を食うか迷った挙句、せっかくだから数日前に見かけた、近くのハードロックカフェで飯を食うことに決めた。
これまでの旅では、道往くインド人の言うことが全くアテにならないと感じていた一方で、警官や軍人からは正しい情報を得ることができていた。とは言え、目の前にあるのはシティモール。これもインドかと独り言ちながら、しかしシティモールとシティマーケットの位置関係から、ヴィダーナソウダの場所が割り出せたので、悪いなかにも光はある。再び北へ向かって歩き出していたら、あの景色が眼にはいってきた。
ベンガルールといえばインド最先端のメトロポリスとして、それこそ発展の象徴として喧伝されているはずだ。そして自分にとっても、ベンガルールを訪れることはインド旅での大きな目的だった。ひとりのプログラマーとしてインドのIT事情を垣間見たかったというのもあるし、なによりステレオタイプな古くて汚いインドとは真逆のものを見たかったからだ。僕はアジアを途上国として見たくない。アジアは発展の可能性に満ちたダイナミックなフロンティアだ。視界の景色は、まるで僕の想いを汲み取るかのように、そこにあった。Wikipediaで見たことのある写真、あの構図のUBシティ。
ヴィダーナソウダへの計画をさっさと放り出して、僕はUBシティまで歩いてきた。ここは数日前に来ていたから中には入らず、周辺を歩いてまわる。近くに州立博物館があった。朱色のヨーロッパ風の建物には風格が見てとれる。ただこのとき僕は、近くにあったマクドナルドで飯を食うかどうかで頭がいっぱいだった。そういえば朝起きてから何も食ってない。
インドのマクドナルドといえば、旅のはじめにニューデリーのコンノートプレイスで食って以来、まったく口にしてなかった。それまでのインド旅で唯一お腹を壊しそうになったのが、ここマクドナルドで食事したときだったからだ。いま思い返すとストレスや水の違いなどが原因だったような気もするし、あるいは偶然だったのかもしれない。ともかく僕は州立博物館の近くにあるマクドナルドで飯を食うか迷った挙句、せっかくだから数日前に見かけた、近くのハードロックカフェで飯を食うことに決めた。


